2017年05月31日

劇場『メッセージ』

2016年 アメリカ
原題『Arrival』
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
原作:テッド・チャン『あなたの人生の物語』
出演:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエン、ツィ・マー

「ばかうけ見てきた」

探そうと思えば好きなだけネタバレ読めてしまうので観てない方で先にオチを知りたくない向きはご注意されたいワケですが、しかしSFものとしては評価の分かれるところかもですね。

ちょこちょことあちこちの批評を読んだ上でなので、こまけーことは省きますw







とゆーわけでこの先ネタバレちうい。








ドラえもんで、ライオン仮面(だったかな)がピンチ!さあどうする!というシーン、続きを知りたい今すぐ知りたい来週まで待てな〜い!って場面で「次の週の漫画家に会いに行く」→「別の似て非なるヒーローが現れて助けるんだけど結局ピンチになり、さあどうする!という筋書き」を繰り返してて困ったもんだと思ったもんだ(笑) という話(※だいぶはしょってます)があったのを思い出した。別の似て非なるヒーロー、についてはオシシ仮面とオカメ仮面しか覚えておりませんが他にいたっけ?

「答えを全部知ってる未来の自分」に気づいたら、”そこへ行き着くための努力”は誰がどうやったんだ?って話。将軍に直電はまぁいいと思うけど、言語の解析ですよ。ちょっとずるいと思った。前半がすごく丁寧だっただけにね。

「答えを全部知ってる未来の自分」を常に見ながら、そこに向かって生きていってしまう人生を受け入れること。予知もののストーリーで王道なのは”悲劇的な未来を変えてハッピーエンド♪”というものだろうと思うけど、今作はそうでない。

大きな目で見れば世界(我々と彼ら)は救われたしパートナーも愛する人として得ることができたけど、彼女の本心は救われない。あんな辛い思いをするくらいなら、そうなる未来を選択しないこともできたのだ。けど彼女にとって、他の何よりも変え難い貴重な時間「だった」から、変えることを望まなかった。少なくとも迷っている描写はなかったと思う。

子を失う辛さは想像を絶する。けど失う前に得ていた幸せは、だったら初めから得られない方が良かったとは思わない。まっとうな子育て経験のある親なら皆そう思うだろうと信じている。

ところで「アボットとコステロ」はこちらをご参照ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AD
いくら有名だっつったってコンビで活動しなくなってから60年ですよ...アニメ化かなんかで後の世代にも広く知られてるってことだべか。


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映画をみた翌日、本屋さんに寄るチャンスがあったので探したら原作本みつかっちゃったので、買って読んぢゃいました!(*´ω`*)ゞエヘ

短編集なので『あなたの人生の物語』も短編と呼ぶべき分量です。よく映画化しようと思ったよねマジで。筋書きはほぼ同じだけどSFって言って良いのかねコレ。宇宙人たちってば超親切なだけで目的が完全に謎だし、ばかうけの数がケタ違いなのに世界大戦規模の話にならないので要注意だw

「発射する前に着地点が分かっている」という運命を受け入れるということは、「未来がどうなるか分からないから努力してより良い将来を期待する」という生き方とは相反する、ということか。ルイーズはもう、私たちのように”より良い生き方を選択すること”ができない、ということなのか。

不治の病は避け難い不幸だったけど、「ロッククライミングで滑落死」は避けられるはずだ。予知能力があれば、普通は思う。

異文化を知り新しい人生観を得ることは、知的好奇心は満たされるけども、必ずしも幸せにつながらない。。。
posted by のりすけ at 00:32| 群馬 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする